2006年01月10日

六次の隔たり

仕事の関係でソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)関連の本を読んでいますが、どの本でも大なり小なり「六次の隔たり(6 degrees of separation)」のことが取り上げられています。

これは米国で行なわれたある実験で、無作為に送りつけた手紙が何人の人手を介して特定の友人に辿りつくかを調べたところ、平均してわずか六回前後の投函で目的の相手に届いたことから、自分を起点として友人や知人を繋げていけば、たった六人の輪を介して世界中の誰とでも繋がることができるという理論のようです。

もしそれが本当なら、世界は実に狭い(it's a small world)ですね。そういえば、自分とは全く縁がないと思っていた人と話しているうちに意外なところで接点があったり、ということは時々、経験することですし、『友だちの友だちはみな友だちだ』という考えは、魅力的でもあります。

実際にはそんなに単純ではないようですが、見ず知らずの人のために自分のツテを辿って何とか手紙を届けてあげようとする、そんな善意のネットワークがSNSの背景にあるのだとしたら、人のぬくもりが感じられなかった従来のインターネットのあり方を大きく変えることになるのかもしれません。

誰だって、信頼できる人に囲まれた安心できる場所を求めていますから。
posted by oxeye at 23:49| Comment(2) | TrackBack(0) | work | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おもしろい理論ですね そういえば日曜日に地元で一緒だった南家族に数年ぶりにこちらで会いましたよ。 娘さんが大きくなっててびっくりです こちらの大学に通うようですよ
Posted by 糸の切れた凧 at 2006年01月11日 10:17
Bang!です。
はじめてコメントします。

六次の隔たりについては、「複雑な世界、単純な法則」(マーク・ブキャナン著)で読みました。
「六次の・・」から入って、複雑系の考え方がどのように世界を新しい目でとらえつつあるかがよくわかります。
ここで、説明されている「ティッピング・ポイント・リーダーシップ」という概念もだいぶいろいろなところで目にし耳にするようになりました。
これについては、「ブルー・オーシャン戦略」(W・チャン・キム他著)がお勧め。
最近読んだ、村上春樹の「東京奇譚集」もその底流にこの「六次の・・」的な考えがあるのかもしれない。
不思議なこと=稀有な偶然=奇譚はもしかすると、単なる偶然でも不思議なことでもないのかもしれない−そのことがかえって不思議だ、というような感じ。
サイエンス、経営学、文学といった、特に関連のない分野で、同じコンセプトが響きあう。
ある種の時代の胎動を感じます。

Bang!
Posted by Bang! at 2006年01月15日 22:42
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