2006年01月15日

キティに口が無い理由

うちの犬(シープ)は、大変、人懐こくて、誰彼構わず人に飛びつきます。散歩に出ると嬉しさのあまり、前に進まずひたすら上に飛び跳ねている始末です。そうしないようにと躾けてはいるのですが、仔犬ということもあって、なかなか直りません。

今日も家の中で家族の一人一人を追い掛け回しては、足に纏わりついているのを見て、ふと「話すことができないから、彼なりにボディランゲージで何かを訴えているんだろう。シープがもし話せたら、どんなことを喋るんだろうねぇ」と、妻に聞いてみました。


妻は少し考えてから、「どうかなぁ。きっと、『食べたい』、『遊びたい』、ばかりじゃない ? 四六時中そんなことばかり口に出して言われたら、可愛さも半減してしまうかもしれないわね。シープが喋らないお陰でこちらがあれこれ推測する余地があるくらいがちょうど良いのではないかしら。(サンリオの)キティに口が無いのと同じよ」と言いました。

なるほど。そう言えば少し前にラジオで、初代キティの生みの親が、『キティの人気の秘訣は』というアナウンサーの問いに対し、『口が無いからでは』と答えていましたっけ。口が無いために口の形状による感情表現が制限されるため、かえって見る人の気持ちに応じて自由に表情を変えられるのだとか。つまり、嬉しい気持の時にキティを見れば笑っているように、悲しい気分の時にキティを見れば泣いているように、いつでも見た人が自分と同じ表情に見えるところが受けているのでは、というのです。

だとしたらシープも、喋ることができずにじゃれついているほうが、その時々の気持ちに応じて飼い主が都合良く解釈する余地を残しておくことで、いつまでも愛される存在でいられるのかもしれませんね。

考えてみるとこの原則、言葉の通じる人間同士の関係にも当てはまるのかも。「言わぬが花」という諺もあるくらいですし。
posted by oxeye at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | sheep | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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