2006年02月03日

人工血液

今日(2006.2.3)の日本経済新聞に、日本の一企業が人工血液の開発に成功したことが報じられていました。ナノテクノロジー(超微細技術)とバイオ技術を駆使した「人工赤血球」で、実用化されれば、通常の輸血と異なり冷蔵や血液型合わせが不要で、ウイルス感染の心配もなく、災害現場や緊急手術でも直ちに輸血できるようになります。

記事によりますと、使用期限が切れた献血からヘモグロビン(酸素を吸収・放出する働きがある)を取り出し、ウィルスを除去してから血管のすき間よりも大きな(と言っても、ものすごく小さな)カプセルに入れて人口赤血球を作ります(将来的には酵母菌を利用してヘモグロビンを完全合成する計画もあるとか)。これを生理食塩水に混ぜることで、通常の赤血球製剤と同様に輸血することが可能です。

献血で集めた血液は三週間程度と保存期限が短く、必要量に対して常にぎりぎりの状態が続いているのに対し、人工血液なら最低半年程度は保存できるので災害時や大事故など緊急時にも対応できますし、毛細血管を通って酸素を送り続けることができるため、血管の閉塞が問題となる三大生活習慣病(脳梗塞、心筋梗塞、がん)の治療でも威力を発揮しそうです。

参考資料
人工血液 (2004年8月30日 産経新聞)
【関連する記事】
posted by oxeye at 23:03| Comment(1) | TrackBack(0) | news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど、おもしろい記事ですね。ところで今日はブログは更新されてないんですね。また”ホルモン王”系のお話楽しみにしております。
Posted by OSO at 2006年02月10日 00:48
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。